「私のまちの川調査」〜身近な水環境一斉調査 都内265箇所

東京中のあちこちで7月いっせいに川の環境調査が行われ、親子連れや川の環境を守る活動をする市民団体と一緒に、生活者ネットも参加しました。

調査は多摩川、荒川、隅田川といった大きな川や地域に流れる小さな川も対象で、子どもたちや地域の人の「川遊び」の楽しさが、発表から伝わってきました。こうした調査は楽しさこそ身上です。いくつもの自治体を横断している大きな川からは東京全体の課題が、また小さな川からは運河との合流の悪臭や、下水の流入、下水処理場の影響、三面護岸…と、地域ごとの課題が見え、各自治体での提案ができそうです。

多摩市では、多摩川、大栗川、乞田川を調査、「大栗川を楽しむ会」のおかげか、おおむね良好。私も乞田川や大栗川に沿って歩く機会が多いのですが、川は水だけでなく、その周りの草花、羽を休める季節ごとの鳥たちまでが、私たちを楽しませてくれます。水を考えることはまた、土を考え、今の暮らし方を考えることにもつながるのですね。木々の彩りも美しい季節、たまには川辺を歩きながら、水や緑のこれからを考えてみませんか。

たくさんの市民の参加で気づいたこと見えてきたことを、生活者ネットは実感をもって提案につなげています。