6月議会報告 

2015年7月8日 10時41分 | カテゴリー: 議会

72日に閉会した第2回定例会に提案された条例改正では、そのほとんどといえる15本が公共施設の使用料改正でした。

多摩市は20053月、市民や学識者を入れた「使用料等審議会」の前年の答申を受け、それまで無料だった公共施設の利用を有料化する「公共施設の使用料設定にあたっての基本方針」を策定しました。

それ以後、使用料の見直しは原則3年毎、基本方針そのものの見直しは6年毎になされ、今回は使用料改正にあたります。各公共施設の使用料はそれぞれの条例によって定められているため、「多摩市地区市民ホール条例の一部を改正する条例」「多摩市立温水プール条例の一部を改正する条例」などと、ずらーっと公共施設の名前がついた条例が並びました。 

さて一方、多摩市では「公共施設の見直し方針と行動プログラム」(この憶えにくさ!)という、いわゆる公共施設の見直しを進めています。つまり、今回「公共施設を将来にわたって良好な状態で使っていくための値上げです」といっても、既に「廃止」と決まっている公共施設も一律値上げでは、何だかおかしいですね。

…というわけで、最終日には、3年後を待たずに基本方針を見直すよう、市議会による決議がなされました。民間でよいもの、民間では担えないものなどの仕分けや、税と使用料との負担のバランス、減免の考え方など、幅広い公共施設論が繰り広げられる予感…。

多摩市公共施設の使用料改定に関する決議文 

さて、話は変わりますが、先日、豊島子どもWAKUWAKUネットワークというNPOが行っている無料学習支援を見学させていただきました。詳細は次回のネットニュースでお知らせする予定ですが、その会場が、多摩市でいう地区市民ホールみたいな公共施設でした(かなり古い)。貧困の連鎖を食い止めようと無料で学習支援する弁護士や大学生の動きに対し、豊島区は後援という立場で通年、毎週水曜の夕方、この場所を確保しています。

このような配慮は多摩市では考え難いことですが、次の見直しで公共施設の役割、あり方を再考する際には、今の社会の要請も、併せて議論を深めたいものですね。