公園をみんなで考える〜永山南・北公園パブコメ中です!

※事務所にお問合せ下さった方へ
遅くなりましたが、景観条例についてはこの頁最後に貼り付けてありますので、そちらをご覧下さい。

さてここからが本題です。

諏訪2丁目団地の建替えが始まっているのは、既にTV等で大きく取り上げられましたが、それに伴って諏訪・永山一帯の公園や橋などのリニューアル計画も進んでいることはご存知でしょうか。
住宅市街地総合整備事業…略して『住市総』(略し過ぎ!)は、5年間+5年間の事業であり、現在動いているのは27年までの前半の計画。現在、多摩市はこのうち2つの公園の再整備に向けて、皆さんからの意見を募集しています。

 さて昨日、永山南公園では、公園近隣の皆さんはじめ公園に関心のある市民が集まり、道ゆく人の声を集めていました。南公園にはベンチでのんびりする高齢者や公園で子どもを遊ばせる若い親御さんたちも多く見られましたが、思った通り皆さん、市の計画を知りません。
 そんななかでも市の計画図面を展示しながら気軽に声をかけられるのは、やはり地域住民の力!遊具、樹木から集合墓地まで実に多様な意見が集まり、やっぱりみんなにとって公園は身近で大切なんだと、改めて感じました。こうした意見の集め方、市も見習うところが大きいですよね。

 ところで、第5次総合計計画策定時の資料によると、住宅市街地総合整備事業には27年までに総額20.4億円が見込まれており、内訳は…
国庫  6.7億円
地方債 7.4億円
残り  約6億円が市の一般財源
…となっています。
 現在パブリックコメントが行われている永山南公園・北公園の再生には、2つの公園で3.5億円、そのうち永山北公園の駐輪場には別途4億円が見込まれている(企画課)ということですから、こうなるとパブリックコメントの出し方も、単に「こんな公園がいいわ〜」では済まなくなってきます(現在行われているパブリックコメント資料には、おカネの話は一切ない)。
 永山北公園については、暫定駐輪場(無料)を道路の高さ(今の駐輪場の真下)に配置し有料にする計画ですが、1分と離れていないベルブ永山駐輪場(有料)はガラガラです。
 厳しい財政だからこそ市民がともに考え汗を流し…と市民に求め続けている阿部市長にしては、情報の出し方がバランスを欠いているのではないでしょうか?

 みどりと環境課では今後、市民との意見交換をしながら公園の内容を決めていくとのことですが、市民への説明や意見交換より先に図面によってパブコメを募集するということ自体、通常のルールを逸脱しています。こういう機会にこそ、公園を入口にしてコミュニティーを考えよう!と投げかけることが、市長公約である地域委員会の入口ではないでしょうか。
 市長は老朽化著しい多摩第二小学校建替えや和田コミュニティーセンター、百草会館の凍結に始まり、庁内各部署に一律15%カットを言い渡しています。来年度予算編成への理解を得るには、市長には議論の進め方に相当の工夫がいると思わざるを得ません。

永山南・北公園へのパブコメは10日まで。皆さんぜひ、市にご意見をお寄せ下さいね。

(写真下左はかしのき保育園下の公園。親子やお孫連れが…。右は永山南公園の??。雨よけでも日よけでもなく藤棚でもない…けど、骨格だけ造っておくからあとは地域でご自由にという意味か?)

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