浜岡原発廃止陳情は…総務常任委員会①

2011年6月21日 22時57分 | カテゴリー: 活動報告

今日は総務常任委員会の傍聴をしました。開会すぐに審査される2件の陳情(浜岡原発廃止)が気になって出かけましたが、少し遅れて着くと第1委員会室はいっぱい!
結果から言うと、2件とも委員会での結果は「趣旨採択」で、意見書はほぼ提出できません。各議員の発言の概要は以下の通りです。

23陳情2号「来るべき東(南)海地震によって多摩市が壊滅状態に…陳情」
三階委員(公明党)
エネルギー政策全体の考え方が、まだ整理されていない。危険性をはらむ「原発」から、再生可能エネルギーへの転換を考える必要はあるが、雇用、経済、環境など問題が残る。国の対応の遅さを指摘しつつ「趣旨採択」…つまり「言いたいことはわかったけど採択はできない」。

阿藤委員(みんなの党)
これから子どもをつくる世代であり、食べ物や水などへの見えない影響は不安に感じている。放っておけない問題だが、一方、計画停電による電車の間引き運転などを目の当たりにすると、原発に代わる代替エネルギーが心配。趣旨採択。

萩原委員(自民党)
世界トップレベルと称されてきた日本の原発のひどさがわかった。再生エネルギーへのシフトは賛成であり、これ以上、原発を増やすべきでない。しかし中部電力は規模も大きく、地元自治体での議論もあろう。直ちに廃止はどうか。趣旨採択。

増田委員(いろはの会)
新エネルギーの開発は進んでいるが、まだまだだ。趣旨採択。

小林委員(共産党)
過酷な労働、未熟な技術、(地震国という)日本の立地からも、浜岡原発に留まらず原発そのものから撤退し、自然エネルギーに大胆にシフトすべき。廃止を直ちに決断し、古いものから順次廃炉へ。安全神話振り撒き続けた自民党の責任は大きい。採択。

折戸委員(いろはの会)
廃止の方向で新エネルギーへシフトしないと、命がつながっていかないと実感する。が、廃止に伴う諸条件、廃止後の処理まで整理してからでなければ。趣旨採択。

23陳情4号■「浜岡原発の廃止を求める陳情」
内容の一部がさっきの陳情と重なっていたため、「こちらも趣旨で」との前提で進みました。さてここで、小林委員が先に「採択(つまり浜岡廃止に賛成)」の意見討論をしてしまうと、委員長はこの「採択」を委員たちに諮ることになってしまいます。わかりやすく言うと「小林委員は浜岡原発廃止と言っているが、皆さんはどうか」と聴きますが、先ほどとほぼ同じ内容ですから(厳密には違っていたのに、誰も指摘しなかった)誰も手を挙げない…つまり、この時点で「不採択」になってしまいます。そこで…
三階委員が趣旨採択の意見を述べる。
     ↓
委員長「趣旨採択すべきとの意見に賛成の人、挙手を」
     ↓
小林委員(共産党)以外挙手
     ↓
「挙手多数によって趣旨採択すべしと決しました」
・・・となりました。

地方議会から声をあげるとき!
正直、「まさか!」。「浜岡原発は廃止してほしい」という市民の気持ちを国に伝えることが、今の多摩市議会の役目だと思っていました。多摩市が意見書を出したからって、浜岡原発は明日には止まらないでしょう。廃止に伴う諸条件だの廃止後の処理だの、それを考えるために高い給料もらってる国家公務員がいるわけで、この委員会は廃炉後の処理を考える場ではありません。暮らしに最も近い議会の議員が、それも「市民派」(自称)、「若者代表」(自称)までもが、国会中継に出てくる与党議員みたいなこと言ってるのは断じておかしいと思う。ここで意見書を上げなかったら、どうやって市民の声は国に届くんでしょう!意見討論では全員が、ゆくゆくは自然エネルギーにシフトすべきと述べたんですから、実現の後押しとして、今こそ地方議会から声をあげるべきです。違いますか、議長!