議員定数削減…議運での議論

2011年2月23日 03時15分 | カテゴリー: 活動報告

2009年から毎年2月20日が「世界社会正義の日」だということを、知りませんでした。「世界社会正義の日は、世界各国が具体的な活動を展開し、人間の尊厳、均衡的なチャンスなど、この世で共通する価値観を実現させる」と、国連のパン・ギムン事務総長が語っていますが、リビアでの市民への無差別空爆という信じ難い暴挙に、国連は何ができるんだろう?安保理の非公開協議が気になります。

さて、ローカルな話題ですが、皆さんの関心が高い多摩市議会議員の定数、報酬、趣旨採択を無くすかについて、ようやく17日の議運で今期の結論が出ました。結果から言うと「定数削減はしない」「報酬については①報酬等審議会で議論してもらう。②議運として市民と議論する。…ことを次期に申し送る」でした。が、しかし!この結果が出るや否や、公明党の委員から「議員提出議案を出す!」との宣言がありました。

議員定数は以下の論点で議論
①経費節減の観点で削減するか
②4つの常任委員会の機能の観点で定数を考えるか
③議会改革のために現行を維持すべきか
④定数削減により、市民の声が反映しにくくなったり、新人や無所属議員が出にくくなるか
⑤議員は一定数の支持を得る必要があり、最低当選ラインを設けるべき(公明)か
⑥市民とともに考える場を持ち、検討すべきか

削減推進の意見(公明)
・厳しい財政の折、職員だけでなく議会も痛みを共有すべき。
・補欠選挙まで、一人は他界、一人は都議になり24人だったが、何ら問題はなかった。
・26市ではさらに削減している市もある。
・24人にすると、対有権者数が26市平均に近づく。

◆削減する必要はないという意見
・複雑化、長期化している市民からの相談に対応しきれない(共産)。
・経費削減なら、いわれのない期末手当の「役職加算」をまず廃止するなど報酬削減からでも対応できる。(ネット)
・今後は委員会活動が重要になる。各委員会7人×4常任委員会が適当(改革ゆいの会)。
・様々な考えの議員がいるのが多摩市議会のいいところ。質を上げることで市民の理解を得る努力をすべき(自民)。
・今後、市民の意見を聴きながら検討しては(民主TAMA)。
…など。

結果、①②④がまとまらず、③は意味が不明確、⑤は公職選挙法の規定により不可能、⑥のみ改選後の議会に引き継ぐという結論に至りました。

議員定数・報酬の話は、いつも「報酬等審議会で考えてもらっている」という人任せな感じが、議員になる前からずっと気になっていました。議会改革の議論を通じて、「議会自らがどう考えるのか示す必要がある」ことを言い続けてきた私にとっては、結果はどうあれ、議運で話合うことは小さな一歩だと感じています。役職加算も、議会改革の最初の頃に提案しても取り上げてもらえなかったものが、ようやく表に出てきてよかった!共産党からも、新年度の予算要望で廃止の提案がなされていましたが、自民・公明が反対だったため、まとまりませんでした。だから、今回はやや前進!

生活者ネットが定数削減に反対なのは…
多様な市民の考えを議会に届ける多様な議員を増やすために、間口を狭めてはいけないと考えるからです。今は、私たちがもっと魅力的な政治の在り様を体現し、もっと投票率を上げる工夫を重ねる必要があると思います。

さて、話は戻って役職加算とは、報酬月額に職員の部長並みの20%のゲタをはかせた上で、×何ヶ月という期末手当を計算する「ゲタ」の部分です。月額50万円×○%の期末手当の計算が、これだと60万円×○%になりますよね。おまけに条例では「役職加算」という言葉はどこにもない(「20%を乗ずる」としか書いてない→4条3項)ので、「役職加算の廃止」という言葉自体が成立しません。議員報酬、まずは根拠のない特権みたいな部分を省いていくという方法、アリです。