聖ヶ丘近隣センター〜買い物難民をつくらない住民力!

2011年2月12日 14時47分 | カテゴリー: 活動報告

当初は昨年8月撤退と言われていたスーパーいなげやさんが、3月下旬に撤退することになりました。買い物難民が生まれてしまう…地元商店街にあるけやき書房店長さんの熱い気持ちが伝わり、自治会、管理組合はじめ大勢の住民の皆さんが話合いやアンケート調査、署名活動をした結果、市の仲介でURにも力になっていただき、この3月までの延期をお願いしてきましたが、ようやく後継店が決まりました。9日、ひじり館では、これらの活動を進めてきた「聖ヶ丘近隣センターを考える会」に対し、市の経済観光課長から、その報告がありました。

ニュータウン…人は変わるのにハードは変われない
昨年から多摩市内では、聖ヶ丘いなげや、貝取ピーコックと、近隣センターのスーパー撤退の話が続き、今や「買い物難民」の言葉は、多摩市民にとっても人ごとではありません。多摩市のニュータウンは、各住区の中に医者村、近隣センター(商店街)、小中学校などが計画的に配置され、それらが遊歩道でつながっているという特徴があり、子どもが小さくても安心して通学できるし、買い物も歩いて行ける…はずでした。しかし子どもが減り、医者が減り、買い物は車で量販店へ…という今、スーパーの生き残りだけでなく、高齢になっても暮らし続けるには厳しいものがあります。

「都合のいい店を選ぶ」から「いい店に育て支える」へ
今回の件で、近隣センターを考える会の皆さんからは「買い支える」という言葉が何度も聴かれました。安いから量販店へ、信頼できそうだから総合病院へ…というサービスの受け手の権利だけでなく、地域での暮らしを支えてくれるお店や病院を自分たちも支える、育てる…という考え方ですね。実は「議会は何をしてくれたんだ!」…とのお叱りもいただきましたが、事務局であるけやきの店長は「情報は共有し、必要な時にはお願いする」という言葉通り、市民として地域の皆さんをリードしながら、情報を共有させてくれました。「買い支える」という答えは、自主的なこの活動があってこその結果だと、私は思っています。

これからの都市計画は、高齢・障がい対応が基本
さて、多摩市の都市計画マスタープラン(都市計画の基本的な考え方の指針)の改定に向けて、私も所属する都市計画審議会に市長から諮問がありました。先日の会議では、それに先立って行う市民アンケートが示されましたが、何と!10年前に使ったものがそのまま出てきました。施設の配置やその動線をどう造るか、これからの都市計画には、高齢、障がいを基点とするユニバーサルの視点が欠かせません。調査をするなら、今の構造のどこに不具合を感じているかを捉えられる質問を入れるべきと指摘して、移動、買い物について、項目を立てる検討をしてもらうことになりました。買い物に行きにくい街では、市全体の経済にもよろしくないし。っていうか、移動についての答弁はいつも「都市計画と一体で進める」だったのに、縦割りもいいとこ、ぷんぷん!

さて、次のお店はユアーズmatsukiというお店で、川崎大師駅前や鶴見にもお店があるそうです。今回の経験を活かし、いい関係を築いていけそうな「近隣センターを考える会」。けやきの店長はじめ、皆さん、本当にありがとうございました。

(写真は聖ヶ丘1丁目都営向かいの法面。「黄金の道」は西日に光るコケでした!いつもは緑色)