90年生まれの成人式にロスジェネ世代を思う

2011年1月10日 23時12分 | カテゴリー: 活動報告

パルテノン多摩で行われた多摩市成人式は、艶やかな振袖姿や袴姿の皆さんで大賑わいでした。いろいろな理由で式に出席しなかった皆さん、それから、ここまで育てた保護者の皆さんにも、心からお祝いを伝えたい気持ちです。

90年といえば…
さて、多摩市の新成人は90年生まれの1,536人。90年といえば、この年に大学入学した人たちあたりが、いわゆるロストジェネレーション(この呼び方好きじゃないけど、ここは許して)と呼ばれる世代の始まりです。その人たちにとって就職氷河期は終らないままだし、リーマンショックの影響で今も就職氷河期…失われた10年どころか、20年も若者にとって先が見えない時代が続いていることは、まさに異常であり、政治が機能していないとしかいいようがありません。

労働、雇用は国の管轄
…多摩市に限らず、地方自治体の多くはそう考えています。国からの縦割り行政の下では、その方が面倒くさくないのでしょう。その結果、多摩市役所では雇用は経済観光課。つまり経済の問題であって、人の暮らしの問題ではないのですね。が、ここまできたら、本当にそんなのん気なこと言っていられるんでしょうか。多摩市の生活保護申請のトップは30代、40代であり、中でもいわゆるホームレスのトップは30代。仕事と同時に住まいを失っています。「1に雇用、2に雇用、3にも雇用」がちっとも進まないなら、実態をつかみ国を突き上げるのは主権者たる地方自治体の首長の務めでは?

求められているのは市長だけじゃない
同時にここまできたら多摩市も、行政が担ってきた仕事を本気で市民に「仕事として」担ってもらうことを考えてはどうかしらん。硬い頭を突き合わせているより、若い人たちに投げかけて、柔らか頭で考えてもらうのもいいのでは? がしかし…。市長だけじゃなく、議員や議会も、自治体を超えて、地方から国を突き動かすアクションが求められている…のかも…いや、求められてるだろう…そんなことを、改めて考えた一日でした。

ともあれ、成人した皆さん、おめでとう。成人式はずっと前に済んだ人も、この際おめでとう。自分の考えを、明るく簡潔に、時にはユーモアを交えて堂々と…なんてことができる人はそうそういるもんじゃありません(たまにいる)。でも自分の考えを誰かに伝えることで、何かが動くことがあります。うまく伝わらないことの方がむしろ多いかもしれないけど、そういうやりとりを積み重ねて、一緒に笑ったり泣いたりできるアカの他人と出会いながら生きていってほしい…と心から思う母ちゃん世代です。

成人式、あんまり関係なかったな。

(上の写真は紙ナプキンで作ったバレリーナ。すごーい!下は成人式恒例の全体合唱。タラタラ歌ってる…と思ったら、サビから突然ハモって感動!合唱コンの自分のパートを憶えてるって、何だかいい。)