多摩市環境報告書(原案)は、パブリックコメント募集中!

『たま広報』新年号、皆さんはご覧になりましたか?表よりも力の入った裏表紙には、「市民主権のまちづくり」とともに、大きなスペースを割いて『多摩市自治基本条例』前文が掲げられていました。今後20年のまちづくりを展望した『第5次総合計画』は、いよいよ今年スタート。だからこそ、大前提である「大切なこのまちを、より暮らしやすくし、次代に引き継ぐために、市民と議会と行政がともに力をあわせて築いていかなければならない」…と謳った『多摩市自治基本条例』を、大勢の市民に知っていただく必要があると、市長は考えたのでしょうか。自治基本条例、第5次総合計画…うーん、どれくらいの市民が知っているんだろう。でも12月議会の中で阿部市長は、市役所ロビーにも『多摩市自治基本条例』を掲げると述べていましたから、これからガンガン知らせていくのでしょう。もちろん市長だけでなく、市民も議会も、もっとひろげる努力をしないとね。

さて、その豪華カラー刷り新年号の中に、「平成21年度多摩市環境報告書(原案)」のパブリックコメント募集中のお知らせがありました(パブリックコメント=市民からの意見)。既に平成23年だというのになぜ21年度?環境報告書って何?と思う方もいらっしゃるでしょう。が、『多摩市自治基本条例』的に言うと、自分のまちの環境をよくしていくのは市民のつとめ…ということになるわけなので、ここはひとつ、スルーしないで下さいね。

なぜ21年度か…
ご存知のように、年度は4月に始まり3月末まで。
近々の年度で、4月から3月までの1クールすべてが終ったのは21年度だからです(22年度はまだ3ヶ月弱残っている)。

環境報告書(原案)って?
環境を保全あるいはよくするための計画である多摩市環境基本計画で「やる」と掲げたことを、市は21年度、どれだけやったのか。それから水、大気、みどりやごみ減量、公共施設でのCO2削減などの現況報告…これが環境報告書です。

(原案)とは?
みどりと環境審議会(公募市民も参加する市長の諮問機関)の意見を聴いて、まずは行政がまとめました」という意味です。パブリックコメントを反映して、書き換えたり書き足したりすることもあるんですね。

今年は、次期みどりと環境基本計画(約10年前に策定された『みどりの基本計画』+約5年前に改定された『環境基本計画』)の今後10年に向けての大幅改定の年であり、それに伴って、今月からはみどりと環境基本計画策定市民懇談会が始まります。だからこそ、今回のパブリックコメントはスルーしないでほしい!

私は、特に指標に注目していただきたいと思います。豊かな水の流れを何で評価するのか、面積だけ増えればみどりが豊かになったと言えるのか、生き物は?子どもたちの自然との関わり方は?そうしたことを評価する物差し自体が、あれでいいのか、ここはぜひ皆さんに考えていただきたいと思うのです。

…ということで、締め切りは17日。お時間のある時に、多摩市のHPあるいはこちらからぜひ!全部に目を通すのが面倒な方は、第3章「平成21年の取組みと実績」だけでもぜひお願いします!
(市役所ロビーや図書館、公民館などには、冊子になったものが置いてあります)。
詳しくは、多摩市役所みどりと環境課042−338−6831

(上の写真は、浅草駅前で白熱ライブをやっていた懐メロバンド。若い男子3人(唄、ベース、アコーディオン)+若くない3人。写真中央の女性はパーカッション担当か、「異郷の丘」から「上海リル」に曲が代わるとき、叩いていた鮮魚箱を裏返しました!こういうのが街中に増えたら、デイサービスに行く人、減っちゃうかもね。)