やり直せる社会をつくろう!

2010年7月24日 03時22分 | カテゴリー: 活動報告

連日の猛暑。異常気象に加え、自分の体がどこまで適応できるのか、リアルに不安になってきました。過信は禁物、用心しましょうね。

さて先日、府中派遣村スタッフ(といっても多摩市在住)と一緒に、多摩市役所地域福祉課へ生活保護申請に行きました。多摩市で暮らしていたホームレスな65歳男性Aさんは、心臓に持病があるため、この暑さでの野宿生活を断念し、府中派遣村に相談。村長から私に連絡があっての同行です。離婚して東北から上京、活版印刷会社に勤めていた時期もありましたが、東京でのほとんどは土木作業員として飯場での暮らし。ところが、病気のために仕事ができなくなり、野宿になりました。

この2ヶ月ほどの間に、府中派遣村スタッフを通じて、3人の多摩市在住(?)ホームレスな人々(うち一人は女性)と関わりましたが、どの人も、病気のために仕事を失った結果、住まいを失くしています。生活保護以前にも重層的なセーフティーネットが必要だと痛感しています。

「助け合う相手がいるから頑張ります」
ところで先の3人のうち、既に2人は保護が決まり(うち1人は府中市)、新しい住まいからハローワークと役所に通い、新しい暮らしを始めています。もともと3人は、多摩市内で野宿生活をしていた頃から助け合っていた間柄なので、一緒にリサイクルショップで衣服を買い揃えたり、一緒に料理をして食事をしたり、住まいは別々でも、共同生活のよう。「食休みに横になると、一緒に歌を歌うんです。何で歌なんだと思うけど、何でだか歌う。唱歌とか、昔流行った歌とか」…。気のいいTさん、少しわがままなHさん、しっかり者のHさんは、一緒になら頑張れそう。ゆっくりと地域に馴染んで、短い時間でも自分にあった仕事をしながら、暮らしを立て直してほしいものです。

やり直せる社会を目指したい
ホームレスや生活保護については、厳しい声はあって当然。誰だって生きていくのは大変なんだし、彼らの中には、怠けたり甘えて生きてきた人がいるのも事実だし。でも、人間は間違えたりダメになったりするから人間なのだし、そもそも、今までの社会自体が市民全体を幸せにするようにはできていなかったんだから、誰であれやり直しができる社会を目指さなくては…と私は思うし、そのために頑張ろうと改めて思ってます。

(写真は、既に住まいが決まったHさんがペットボトルに入れてくれた麦茶と、丸めた紙は、府中派遣村が用意してくれた記録用紙。お金を何に使ったとか、今日は何をしたとか、後で一緒に確認しながら、次へのステップにつなぐ。自己管理、金銭管理ができるまでが、ひとりだと長い道のり…らしい。)