高齢者施設は迷惑施設?

2010年7月10日 23時44分 | カテゴリー: 活動報告

聖ヶ丘に有料老人ホーム&小規模多機能!

聖ヶ丘商店街と交番の間に位置するURの3区画に高齢者施設が建設されるというので、聖ヶ丘の一部ではたいそうな騒ぎ。9日夜、ひじり館での説明会に行ってきましたが…。

ここに何が建設されるかというと…
●住宅型有料老人ホーム
緊急通報システム付き分譲マンションといったイメージ。
元気な高齢者が対象で60〜70戸。
1LDK〜2LDKで、価格帯は1,300万円〜3,200万円。
●グループホーム
認知症のためのグループホームが2ユニット=18部屋
●小規模多機能ホーム
デイサービス、ショートステイ、訪問介護、訪問看護が可能。
●コミュニティーキッチン
住んでいる人も、地域の人も使える食堂の予定。
●多目的室
セミナーや図書スペースなど地域にも開放する予定。

これらを進めるのは「社団法人コミュニティーネットワーク協会」という法人で、コンセプトは「完成期(終末期と言われることが多いですね)医療・介護を在宅で」…といったところ。それを可能にする地域コミュニティーをつくりたいとのお話でした。
さて、これらが遊歩道をはさんで建設される予定なのですが、長いこと空き地だった3区画は、雑草の緑も目に慣れた親しみのあるもの。あの空間に4階建てかぁ…と、気になる方がいるのは当然といえば当然です。

地域住民の反応は...
第1回目の説明会には、反対意見の方が多く集まったようでした。「ひじり館の風呂にはそんなに入れない」「老人ホームは田舎に建てるもの」「高齢者が70人もうろつくと快適な暮らしが保障されない」「たまゆらのようなことが起きる」など、厳しい(?)意見ばかりが、なぜか高齢男性ばかりからあがっていました。比較的若い方からは、「次回の説明会では、工事中の騒音対策、通学路の安全対策など聴かせてほしい。」「地域とのやりとりを重ねてほしい。」といった冷静な意見もあって、正直、救われましたが、最後まで誠実に答えた主催者もまたエラかった!

さて、皆さんは、どうお考えになりますか?北欧やドイツでは、小さな高齢者施設(住まい)を、あえて住宅地に配置するのが主流になっていますよね。今までの人間関係や見慣れた景色と切り離されて、家族も友人もなかなか来てくれないような人里離れた場所で暮らすよりは、地域の人に顔を覚えてもらって、声をかけ合えるような暮らし方のほうが、私はいいな。元気なら、ちょっとだけ子どもを見ててあげたりして。

主催者は、今後もやり取りを重ねながら歩み寄り、可能な限り地域に必要な機能を盛りこみたいとの姿勢でした。主催者は、職員や来訪者の車、外での喫煙、救急車の音など、住民の具体的不安を取り除く努力をしなくてはなりませんが、同時に地域住民も少し引いた位置に立ち、自分たちのデメリットだけでなく、自分たち、高齢の皆さん、聖ヶ丘、多摩市にとってメリットになる知恵も出してみてはどうでしょうか。

にしても「ひじり館の風呂…」…うーん…。

(写真は、昨日見学に行った横浜市のケアプラザで。男性料理教室を卒業した皆さんが、今ではグループを立ち上げて月に一度、料理を作ってみんなで食べます。この日は、参加者の一人が相模川で釣ってきた鮎をみんなで唐揚げに。嬉しそうに見せてくれた釣果が下の写真。いやー、このあと引き止められて嬉しいの何のって…。)