沖縄ドキュメント映画『モトシンカカランヌー』を観て思うこと

2010年5月24日 13時32分 | カテゴリー: 活動報告

昨夜は、ベルブ永山の視聴覚室に市外からも大勢の方が集まりました。『モトシンカカランヌー』という映画は40年も前に撮影されたものですが、まさに、今観るにふさわしい映画だったと感じました(アジアヒストリーじゃなきゃやらない企画かも!)。

映画は、当時の売春宿や、当たり前のことのようにそれを生業にしていた女性たちの姿を残しています。職業の選択肢がないことを国が放置してきたことを思うと、沖縄の人たちの今の怒りは、基地問題というよりも「基本的人権」だと改めて感じました。

独自の文化も取上げられてきた沖縄
さて映画の中で、手の甲に刺青(といっても龍とか花じゃなくて●や簡単な線)をしたお婆さんが興味深いことを語っていました。「古くからの風習で、入れないと嫁にいけなかったのに、突然、禁止令が出て、刺青があるから嫁にはもらわないと。こういうふうにひっくり返るんだよ、世の中と一緒に」。記号みたいな模様は、皮膚の皺に埋もれてアザみたいに見えましたが、家に帰って調べてみると、宮古島では11歳と13歳で、本島は14歳になると女の子は手の甲に刺青をしなければならなかったそうです(明治22年に禁止令)。本土にさらわれないためや、死後の世界に行けるためのお守りだったそうで、●はどうやら太陽みたい。沖縄は琉球王国だったんだもん、独自の文化があったんですよね。

鳩山さんは「心からお詫び」する前に、やることやってない!
琉球王国は、沖縄県という日本の一部になって、アメリカになって、また日本になった。戦場になり、土地を取上げられ、基地だらけになって、仕事がないから女子が体を売って生業にしてたのだ。沖縄の人々に「今度こそ」との期待を抱かせた鳩山さんの罪は限りなく大きい。基地問題というより人権問題であり、人間の重さが違うと言っているに等しい。日米安保50年の今年だからこそ、これからの安全保障全体を、国民みんなで考えます…鳩山さんには、せめてそう言ってもらいたい。