3月議会での渡辺市長語録

2010年3月20日 00時46分 | カテゴリー: 活動報告

3月議会初日(2月26日)の施政方針演説で今期限りの引退を表明して以降、「渡辺市長の答弁がいい!」と、市役所職員や議員の間で話題になっています(私もそう感じる)。もう特定の政党に気兼ねしなくていい…からかどうかはわかりませんが、職員に任せずご自分の言葉で真っ直ぐに答える姿は、さわやかであり、「任期において成すべきことは成し遂げた」(市長)自信と、「新しい支え合いは道半ば」(同)の無念が同居する人間味ある答弁は、少なくとも私の胸には真っ直ぐ届いてきました。

というわけで今日は、一般質問から市長語録をお伝えします。

●8年間を振り返り、自分をどう評価するか?(萩原議員)
「前市長の逮捕によって大きく傷ついた市政への信頼は回復できた。行政内部を良く知る即戦力としての改革は成し遂げたという思いだ。」
「議会との関係では、切磋琢磨の切磋ばかり強調された感がある。市政に必要なスピードと、議会が求めるプロセス重視は二律背反であり、理解されなかったのは自分の力が至らなかった。」
「多摩市職員は公共施設白書を自ら作成し、ハイレベルな施設の維持・管理について検証した。これは全国でも稀であり、市民の皆さんには、職員を信頼して下さいと申し上げたい。」

●新政権への期待は?(同)
「マニュフェストに掲げた後期高齢者医療保険制度、自立支援法廃止の具体化、地方への権限移譲(国と自治体は対等な立場という意味で、あえて委でなく移を使用)、自治法改正に期待する。」

●8年間の市民サービスをどう評価するか?(安藤議員)
「障がい者福祉について一言申し述べたい。自分は中・重度には手厚くしてきたが、軽度の方には痛みをお願いしてきた。特別支援学校、特別支援教室の卒後が在宅にならないことを大切に考えてきた。わかってほしい。」

●渡辺市長はどうして辞めなきゃいけないの?と市民が言うが?(藤原マ議員)
「成すべきことはやり遂げたの一言に尽きる。3期目に向けてやる気満々と言われるが、任期いっぱいはやる気満々ということだ。」

●予算否決や決算不認定など、議会に認められなかったことについて(同)
「自分は政治家だから想定の範囲内だが、組織はダメージが大きかった。8ヵ月半の積上げを認めらえず挫折感を味わった職員もいたと聴く。」

●やり残したことは?(同)
「新たな支え合いの仕組みが根付くには、あと10年から15年はかかると感じている。これからは一市民として、その仕組みづくりに関わっていきたい。」

●小泉政権に倣い「官から民へ」「小さな市役所」を目指した8年間をどう振り返るか?(住田議員)
「市長としてのスタートは、市民自治・自治体自治とは?…だった。税を納めたから役所がやって当たり前…では、市民が自治を放棄したという考え方もある。…公務という言葉の定義を、組織も議会も議論する必要があると思う。」
●市長は自治の芽を摘んできたのでは?(同)
「市民に対する冒涜です!」(住田議員の質問中に、思わず自席で)

●市長の言う自立自助は、勝ち組、負け組という考えに通じる(橋本議員)
「勝ち組、負け組という言葉は大嫌い。だからこそ(教育の格差をつくらないために)学校図書館司書、ピアティーチャーを重点的に進めてきた。」

●副市長退任の理由は一切明らかにされず、その後、市長HPに「去って当然」のような記述があったことからも渡辺市政は不透明(同)
「そのように受取られていることを、今初めて知った。去って当然などと思っていたら、12月議会に人事案件を出している。田村副市長が辞めてすぐ他の人など考えられなかったからこそ、部長たちの力でしのいできた。」

●女性である市長の違いは何だったか?(佐久間議員)
「仕事には女・男関係ないものもあると思うが、自分にとっては暮らしの中からの目線だろう。特に、緑豊かな環境を子どもたちにという気持ちは、女性だから強いのかもしれない。」

●日米安保に基づく米軍基地の存在は日本の平和と安全にとって必要か?(小林憲一議員)
「安保については首長として差し控えるが、米軍多摩サービス補助施設(稲城市の多摩弾薬庫跡)は早期に返還されるべきだ。北関東防衛局に自ら8年間出向き、公園整備と共同利用を要望してきた。」

●国政の政治転換を受けて基礎自治体である多摩市の行政のあり方はどうなるか?(遠藤議員)
「全国市長会では権限委譲を「移」譲と置き換えている。自らの意思と責任において地域主権を実現するには、ふさわしい執行体制と、政策立案できる職員が必要になるだろう。」

●市長提案が何でも通るのが信頼関係ではないと思うが?(同)
「自分たちの言い分が全て通らなければNO!というのも違うだろう。」

●自治基本条例の精神を活かし進めるために「市民活動推進計画」を策定すべきでは?(武内議員)
「市民の自発的活動を行政計画に位置づけるのは慎重でありたい。ただ、イメージを共有し、ともに担う手順をということならば、全体像がわかるように整理・体系化することはあり得る。」

●市民に向けて一言(同)
「30年間の職員時代は市民とともにあって働き、市長になってからは、たくさんの活動を知る中で多摩市に何が必要かを考えた。これからは市民としてよろしくお願いします!」

●学校給食について(岩永議員)
「今ある2つのセンターも20〜30年後には建替えになる。それを見据えた(自校式も含む)議論をしていってほしい。多摩市の学校給食が文部大臣賞を受賞したのは、他市(自校式)の職員を引き抜き、センターであってもできる限り自校式に近付ける努力をした結果だ。センターでもまだまだできることはある。」

議員になって初めて水防訓練に参加した時に、ぶかぶかの制服と安全靴で消防団員に敬礼する市長の後ろ姿を見ました。こんなに小さい女性がわざわざ名乗り出て「14万市民の命を守る」って、どんな気持ちだ?とずーっと考えながら見つめたことを、今も思い出します。1/26じゃないんだもんなぁ、8年間はやっぱり長くて重かっただろうなぁ、嫌なもん見たろうなぁ…おっと、あんまりしみじみ書いてると、変な詮索されるからやめとこーっと。もうすぐ次の市長を決める市長選だも〜ん!

(写真は乞田川護岸工事の諏訪下橋あたり。市民にはとっても身近な川なのに、市は「都の事業だから」と、全然市民の意見を聴いてくれない。アンダーパスはいいけど、こんな真っ白けの護岸、だれも望んでない!市長には闘ってほしかったのに残念です。)