総務常任委員会報告①「福祉」から「総合オンブズマン」へ

2009年12月11日 20時59分 | カテゴリー: 活動報告

昨日開かれた12月議会総務常任委員会で話し合われたことを、二日に分けて書きますね。短く書くのって難しい。

多摩市総合オンブズマン条例の制定について
多摩市は今まで「福祉オンブズマン」だけでしたが、それを「総合」へと拡げるという市長からの提案です。オンブズマンというのは、市によると「主権者である市民の代理人として置かれるものであり
①行政に関する市民からの苦情の迅速な処理
②市政の監視
③市政の制度改善等に関わる意見表明」
が3本柱。ざっくり言うと、市や市内福祉サービスから不利益を受けたと感じた時にここに訴えると、本当はどうだったのか調べて、必要なら「ここは改善しなさい」と市長や事業者に意見してくれる機関です。今は2人の福祉オンブズマンがいますが、多摩市の福祉オンブズマンの特徴は、市内民間の福祉事業者にも協力していただき、行政だけでなく、それらの福祉事業者サービスに対する苦情にも調査が入れることです(保育園とか介護保険サービスとか)。福祉オンブズマンが始まったのは9年前で、「将来は総合オンブズマンにすべき」との当初の提言に基づき、市側も「いずれ」と答弁してきたので、今回の提案は喜ばしいのですが…。

さて、川崎市のような先進自治体では…
「子どもオンブズマン」「女性オンブズマン」など、古くから人権が後回しにされがちだった弱者は別立てにしています。子どもや女性が安心して訴えられる配慮は、今の時代でもまだまだ必要だと感じます。委員会の質疑では、
①これまでの総括をした上で「総合」に進めるべきでは?
→福祉オンブズマンは残るのだから総括する必要はない
②ジャンルが増えれば調査も増える。来年度予算への計上は?
→来年度の骨格予算は従前並みの予算。あとは科目存置。
③現在の女性相談窓口である女性センター、子ども相談窓口である子ども家庭支援センターとの連携の仕組みは
→必要な時に連携する
④川崎市はオンブズマン、調査員、事務局の定例会議を毎月行っているが?
→2人のオンブズマンは、事務局である監査室で顔を合わせる日がある。自分(事務局)はいつもそこにいるから事足りている。

パッと出してサッと通るのが「普通」?
議会事務局からは「条例は継続しないのが普通」だと、白田委員長にも私にも事前に助言があったのですが、だとしたら、事前のやりとりが前提かとも思います。総合にする意向は9月に聴いていたけど、どういうものが出てくるのかは直前までわからず、「説明を」とお願いしても「しません」で、サッと通せはないのでは?だいたい、どうしてそんなに急がなくちゃいけないのかしらん。
先ごろ市長に届いた男女平等条例の市民案には、女性の救済機関が盛り込まれていたし、子どもの虐待は深刻だし、ネットは委員外委員も入れてもう少し議論して膨らませたかったけど、結果的に「継続なんかしないで一刻も早く制定すべきですっ!付帯決議でいいじゃない!」という一人の委員(誰かは察して下さい) の声によって
①場所の改善
②調査予算
③市民へのPR
付帯決議をつけて可決されました。市側も「ベストではない」と認めながらのスタートだから、少しずついいものにしていきたいですね。続きはあしたまた…(小出しですみません)。

(写真は市役所ロビーにある障がい者美術展の作品。左列は色鉛筆!一番下、背景の黄色は特にすごい!「徹底的」はむしろ優れた個性です。版画もいい。とにかく見て!少なくとも私は、この数日が吹っ飛びました。)