一般質問『多摩市における水とみどりの管理のこれから』

2009年9月12日 01時47分 | カテゴリー: 活動報告

9月議会での私の一般質問について、遅くなりましたがお知らせします。

私たちの暮らす環境を、どのように守っていくのか、あるいはよくしていくのか…大勢の市民との議論を重ねて策定された『環境基本計画』『みどりの基本計画』は、来年が見直しの年です。しかし、厳しい暮らしを強いられている市民からは、「買うにも管理にもおカネがかかる。もうみどりは要らない!」という声も聴こえ始めています。というわけで、多摩市のみどりをどうしていくか、市民と一緒に本気で考える時だろう…というのが質問の趣旨です。

さて、市は、みどりの確保は計画の目標(市の面積の37%)を達成しつつある(現在35.4%)と言いますが、当初の課題であった生産緑地の確保は、相変わらず課題のまま。「所有者が高齢化し、今後相続が増えるにつれ、確保はさらに難しくなる。保全すべきものは国庫補助などの対象になるか調査・検討を続け、機を逸することのないようにする」と市長は答弁しました。

買い続けていくことが望めない中では、「体験型農場」を拡げることが有効との提案には、「農業振興計画でも、農業者が農業を継続するために有効と位置づけている。増やしていきたい」。生産緑地を使って、新旧地域、多世代、障がいのある人々の交流や、おまけに高齢者の健康増進も、食育も期待できます(武内さんは生ごみの堆肥化を期待!)。すでにある実例を農家の皆さんに知らせつつ、課題解決を図ってほしいものです。

みどりといえば水…市は、川の水質や生物調査を重ねてきましたが、国も都も「生物多様性の確保」の施策が動き始めています。これから7ヵ年かけて乞田川・大栗川を整備する国の事業「かわまちづくり」には、調査した結果を活かして、市民が水に親しむと同時に、多様な生き物が棲み続けられるようにしてほしいと提案しました…が、積極的な回答は得られず。

みどりの保全の担い手を増やす方策を考えて…には「グリーンボランティア、アダプト制度、公園愛護会が拡がっている」との答弁でしたが、自治会や管理組合単位で身近な草花の手入れをする人は増えても、雑木林の担い手は、今あるみどりの量に追いつけなくなります。グリーンライブセンターを、人材育成、ネットワーク構築の拠点にしてはと提案したところ、民間事業者あるいはNPOへの委託を検討しているとの答弁。誰か〜!!

さて、昨年4月の組織改正で誕生した『都市環境部』。ネットは『環境部』の廃止に猛反対しましたが、みずとみどりの保全、人材育成と確保、生物多様性の確保、地球温暖化対策、省エネ…問題が山積する今だからこそ、やはり残しておくべきだったと感じます。「二つの部を一つにまとめたことで効率化を図れた」と部長は苦しい答弁をしましたが、開発、環境保全それぞれを各部長が責任もって牽引するからこそ、高みでの解決が可能になるはず。せめて部長と同程度の責任ある「環境担当」の配置を提案しました。

質問前のヒアリングも合わせて感じたのは、市も「みどりはこれだけあればいいでしょ!」と思ってるのでは…ということ。生産緑地が今後減っていくなら、代わるみどりは増やさなきゃ。計画改定に向けて、市民もまた、自分たちに何ができるのか、大いに議論したいものです。