議会基本条例のこと

2009年4月22日 01時49分 | カテゴリー: 活動報告

特別委員会で進めてきた議会基本条例が、ようやく最後のタタキに入っています。前文以外は既に条例の体裁にはなっているところを、一条ずつ点検、会派に持ち帰って検討、また突き合わせる作業ですが、正直に言うと、私にとっては背伸びの作業。むしろ、毎回の委員会は考えさせられることの連続です。そんなわけで、皆さんはどう考えるのだろう…と感じたところを書いてみます。あくまでも特別委員会の委員間での議論ですから、念のため。

目指すけど、あんまり知られてない「地方政府」というコトバ
1章1条:(目的)での議論では、「地方政府の確立と発展を目指す」との記述にしては…という提案がありました。私は、まだ他の自治体も使っていないし、地方自治をイメージしやすくていいと感じましたが、
①この言葉自体がまだ知られていないし条例に馴染まない。
②「自治体」は市長も議会も入るし「政府」は国においては国会に対して行政を指す。言葉を調べるべき。
③学問的には統治権を持つ団体を指し…収入確保・予算決定能力を持たなければならない…など、皆さん、同感はしていても条例となれば慎重です。要は「税金をどう集めてどう遣うか、自分たちで考えてやっていくのダ」といったことだし、『二元代表制』はもっと知られていないのに掲げているんだから、この際、まず掲げて理解を拡げていけばいいのでは?「目指すのだ!ということは合意しているんだから入れるべき」という意見により、わかりやすく文章を工夫して前文に入れる…ことになりました。

2章8条:議会活動の原則…筆頭は何?
(以下は条文そのままでなく、ざっくりです)
1.市長等への監視・評価
2.政策提案機能を活用
3.議員間の自由討議→合意形成
4.開かれた議会運営、市民参加の機会保障、多様な意見反映
5.わかりやすい議会運営
5つの原則の並べ方は、各会派それぞれの理由で4通り提案されました。
・12345
・13245
・13425
・45123
5つとも必要との合意はありますが、市民と議会の関係、議会の果たす役割の優先順位(?)…やはり、各会派それぞれの考えが浮かび上がります。皆さんは、どう考えますか?

4章13条:議員の質問・質疑『反問権』
一般質問や代表質問など「質問」は意見を言うことができて、「質疑」は文字通り疑いを質すのみだと、皆さん、ご存知でしたか。『反問』は「質問」への質問なので、本会議でしかできないということになります。一般に、市長に反問権が認められれば、議員の質問に対して「それはどんな推計に基づくのか」など、活発なやりとりが期待されています。でも今日の委員会で、橋本さんは違った見方を示してくれました。「一般質問・代表質問は予め通告してあるので、市長は準備して反問に臨むはずであり、それなりの重みがある。単なるディベートとは違う」というものです。もちろん双方向の活発な意見交換があるに越したことはないとの前提でしたが、では、議員の『質問』にはその重さがあるか…脂汗で自分に問い、襟を正すのでした。

(写真は昨日の続きのパルテノン企画展示。パーツ毎に職人がいるんだからすごい。ツバをよく見ると金銀の象嵌が見えますが、肥後象嵌は刀のツバによって発展したとか。)