新年度予算、修正動議!

2009年3月21日 03時16分 | カテゴリー: 活動報告

新聞でも報道されましたが、多摩市の21年度予算は、修正動議によって現在、再提案を待っているところです。私たちネットも動議には賛成しました。

「ビルド&スクラップ」
市長は、厳しい財政であっても充実させるべき「ビルド」部分と、見直すべき「スクラップ」部分という整理の仕方をしました。スクラップという言葉を何の躊躇もなく使うことには、開いた口がふさがりません。

福祉の分野では「現金による給付を見直し、サービスの充実に充てる」
見直すもの
・高齢者・障害者のオムツ支給限度額を引き下げる
・介護保険居宅サービス利用料の助成率を引き下げる
・特定疾病者の福祉手当を7,000円から5,000円に引き下げる
・心身障害者福祉手当を、未成年は廃止する
・交通費助成の支給対象者を見直す
・重度脳性マヒ介護人派遣の利用日数上限を見直す…ほか
新たに充実させるもの
・民生委員協力員制度導入
・権利擁護センター事業立ち上げ
・ひまわり教室の専門機関への委託
・精神障害者手帳1級への交通費助成
・要約筆記派遣
・自立支援法のサービス給付費(事業所報酬の4%アップ)…ほか

教育の分野でも「26市でも抜きん出ている現金給付を見直し、学校への人的配置を充実させる」
見直すもの
・就学援助の所得制限枠を引き下げる
・奨学金給付の対象者をおよそ半分にする
新たに充実させるもの
・子育て総合的施設開所(在宅育児への支援)
・私立保育園2園の定員増に伴う補助増額
・認証保育所開園に伴う運営費補助
・統廃合に伴う学童クラブ帰宅支援(2小→百草団地)
・学校教育への人的支援の再配置…ほか

民主、共産、結の会からの修正案は、
・上記「見直すもの」の復活
せいせき多摩川花火大会の補助を半減(去年の中止でお金が余っ ているのに、去年と同予算を計上していたため)
中沢・原峰の生産緑地買取を撤回し、同額を都市計画基金原資 に積みたてよ(買うなとは言わないが、説明不十分)
・上記「見直すもの」の財源確保のため、やまばとホール解体をとりやめよ(解体費用を充当)

私たちネットは予算審議のやりとりで、一部の特定団体への補助金は再三指摘されてきたのに見直さないこと、厳しい社会情勢であるにもかかわらず、若者はじめ低所得者、零細事業者への目配りがなさ過ぎること、経済上の理由で高校退学する生徒が増えているのに、なぜ今、奨学金対象者を半分に減らすのか等、指摘しました。今回の修正案の中には、見直しやむなしと考えるものもあります。しかし「この予算案は認め難い」と示す意味で、私たちも修正案に賛成しました。

(修正動議に入っている就学援助や奨学金は「見直さないで」という陳情が文教委員会で、福祉手当と特定疾病は条例改正が厚生産業委員会で審査されましたが、いずれも「市長の再提案を待つ」姿勢の自公によって、継続になっています。)

7月には都議選、来年には市長選。毎度のことですが、今回の修正動議もまた、内容よりも政治的な思惑が先立っていると感じます(こういうの苦手)。でも、一つひとつ精査するのが議員の仕事。「福祉切捨て」「福祉か緑か」みたいな大くくりの話に流されないようにしたいものです。
さて、皆さんは、市長の新年度予算をどう考えますか。

(写真はシュンラン。ニュータウンになる前の雑木林でも、こうしてひっそり咲いていたのかな。)