誕生おめでとう。

実家の騒動があって、この夏は母や弟、妹と会う機会が多かった。みんなが揃うとどういうわけか、それぞれとだけ会ってもしないような昔話で盛り上がる。で、改めて、私たちののん気は母親ゆずりの家風だと気が付いた。「何だかんだ言ってもうちは幸せだ」が母の口癖だ。「子ども3人、まともでよかった」も。母親ふくめ世間はまともだと思ってくれてはいない気がするけど、母の満足の線引きが低いせいで、私たちはまいっか的に生きてこられたのかもしれない。産んでいいかと聴かれもしないで産まれたのに、生まれればその人のもとで成長して離れていくんだから、親子って究極の出会いだなぁ…当りハズレも呑み込むしかないんだから、生まれるって賭けみたいだなぁ…としみじみ小田急線で帰ってきたのでした。

さて、今日は友だちの誕生日だったから、夕方、おめでとうを言おうと会いに行った。隠れエコの友だちにマイボトルをプレゼントして、水入れてみろとか逆さにしてみろとかやっていると、別の友だちBBが来た。BBは「タバコに依存する男でいたくない」と禁煙パッチを貼ったりはがしたりまた貼ったりしている人だけど、毎週日曜の夜に郷里に電話するやさしい人だ。そういえば、誕生日のSクンもお母さんの誕生日には一緒に食事してたな…。と、そこにワインを持ったEちゃんが「おめでとう」と来て、何だかほんわかした誕生祝いになりました。それぞれ賭けみたいにその母のもとに生まれて、生きてきたから知り合ったんだなぁ。友だちの38回目の誕生祝いは、何だかみんなの誕生祝いに思えたのでした。おめでとう!

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