宙ぶらりんの国民健康保険税

2008年4月2日 16時13分 | カテゴリー: 活動報告

ねじれ国会…国民へ影響じわりの新年度

昨日4月1日はガソリンの暫定税率期限切れ、食品の一斉値上げ、後期高齢者医療制度スタートと、波乱含みの新年度の幕開けになりました。

多摩市の国民健康保険税も値上げ
既にたま広報3月20日号でご存知と思いますが、広報では「変更になります」でしたね。おもな理由に、市は後期高齢者医療制度への支援分が膨らむことと、多摩市が26市中加入者負担額が最も少ないことをあげ、国保特別会計への一般会計からの繰り出しに他の市民の理解が得にくいと説明しています。課税されるのは6月からですが、まだ条例がないままの実施という意味では、まさに宙ぶらりんな状態と言えるでしょう。
 
2段構えから3段構えに…
国保は今までは、
①基礎課税額分(税率5.2%、均等割19,800円)と
②介護納付金分(税率0.69%、均等割6,000円)
の2段で決まっていましたが、4月からは3段目の
③後期高齢者支援金分が新設され、これが税率1.3%と均等割り10,000円(課税限度額12万円)で、上げ幅を大きくする要因ということになっています(均等割りは家族一人あたりだから、4人家族では単純に4万円増えます)。

今年度は軽減措置として①基礎課税分の税率を4.2%に、また均等割を15,000に引き下げていますが、来年は税率は据え置き、均等割は元の19,800円に戻ります。市は今後、相談会を開催、確定申告控えをお手元になら電話での個々の対応もするそうですので、お問合せ下さい。

地方税制改正に伴う…だけじゃない改正だから
国民健康保険税に限らず地方税は、毎年3月30日頃に国が定める地方税法に基づきますが、この日程では市の3月議会で話し合うのは無理なので、市長の専決処分が通例のようです。しかし、今回のような上げ幅の値上げは、国保運営協議会の答申(2月5日付)に沿ったものとはいえ、また、後期高齢者医療制度のスタートと同時ということも合わせて考えると、議会で充分な議論をし、もう少し慎重に進めるべきではなかったかと感じます。

議会はどこで関わるのか?
3月議会では「10月からは国保税が年金から天引きになる(一部、納付書による納付)」という条例改正のみ総務委員会で審査、可決されましたが、値上げに関するものは「値上げに反対して下さい」という陳情以外にないので、最終日の総務委員長報告の際に、「値上げを全否定するものではないが、専決でなく議会に諮るべきだ」と会派でなくネットとして意見を述べました。

国の指示は、各自治体が条例の準備を進めておいて、国の施行にそれが間に合わないなら市長専決もよし、間に合うのなら臨時議会が望ましいとのことのようですが、今日になってもまだ、参議院での審議は始まっておらず、国民不在の国政の無責任には腹が立ってきます。同時に、収入の不安定な人や低所得者、高齢者の多い国保加入者をそうでない市民が負担に感じるような、若い世代が後期高齢者を負担に感じるような、「○○のせいだ」みたいなこの空気…皆さんはどう感じていますか。誰だって弱いときはあるのに。

(写真はブロッコリーの最期。小さい房を摘んで茹でる、炒める…キュっキュという食感です。畑にいる人の十人が十人、「好きなだけ採りな」。感謝してます。)