2008年度一般会計予算の修正可決について

歳入歳出484億5000万円

新年度一般会計予算の可否については、予算特別委員会での否決以後、最終日に修正可決しましたが、そのことで市民の皆さんからいくつものご意見をいただきました。改めて、私たち会派の考えを書いておきます(予算特別委員会ついては12日、18日付をお読み下さい)。

最終日には、予算特別委員会と同じ修正が出されました。
結果は、私たち会派が自民・公明に呼びかけた修正が全議席の半数の13になり、最終的に議長判断が加わり、過半数で可決されたものです(入院中の自民議員はやはり欠席)。ネットと自公議員名がずらっと並ぶ修正動議の書類には、正直、複雑な気持ちでした。

「なぜ民主でなく自公とか」「なぜ石原知事を助けるようなマネをするのか」
先のHPにも書きましたが、私たちの第一義は否決による市民への影響を避けたいというところにありました。暫定予算で何とでもなるとの意見もありますが、実際、数年前の否決の際、ネットには介護や子育てを担う小さな事業者からいくつもの苦情が寄せられました。自転車操業のやり繰りで何とかもっている団体にしてみれば、予定していた時期に市からお金が入ってこないことが人件費の遅配にまでつながり、「議会は市民のことなんか考えていない、無責任だ」と異口同音に怒っていたのを思い出します。
否決がやむを得ない予算案も、時にはあるかもしれません。が、今回、どの会派もが予算委員会で「修正」どまりだったということは、否決するほどではなかったということにもなります。私たちが民主案に同意しても過半数にならないとわかった時点で、自公に働きかけて過半数をとった…それが経緯であり結果です。

ネットは石原支持か!
あり得ません。前回の都知事選でも、私たちは浅野史郎さんを応援し知事交代を訴えました。追加出資については今都議会、東京ネットははっきりと反対を表明しています。特に私は石原知事の全てにおいての上から目線、選民思想みたいなのが大嫌い。新銀行の責任全部引き受けて今すぐ辞めろと思います。でも、あれやこれやのご意見ですが、予算委員会最終日の否決から本会議最終日までには日があったのに、これらの声が後になってしか届かないことは残念に感じました。ネットに進言してもムダだと思われたのか…大いに考えさせられました。考えつつ、何のアクションも起こさないで後になって「ひでぇ話だよなぁ」ってのはどうなのよ…とも。

国の政争と市議会
これは個人的な感想ですが、最も否決を避けたいのは自公だったはず。否決されるよりは…と、第1小学校用地買取含む民主案に同意する可能性は全くなかったのか…そう考えると否です。少なくとも予算委員会最終日前までは、ことによってはと民主の出方に注目していたようにも感じたから。民主の議員が、民主をあんなに前面に出さなければ、あれほど執拗に市長を叩かなければ…過度のパフォーマンスが災いしたとしか思えません。

ともあれ都有地の売り払いは今後も出てくるでしょう。その都度、議会が調査・検討して市民にとっての最善の判断を下せるよう、市長には決断間近でなく早期からの情報提供をしてほしいものです

HPは書きっ放しで拙い文章の一人歩きを心配しながら書いています。ご意見やご質問のある方はネット事務所にぜひお問合せ下さい。お待ちしています。