議会改革特別委員会・つづき

今日はセーターをまとめて洗濯。セーター洗いは私にとって、千切りと並ぶ「癒し」の作業です。お湯から立ち上る羊毛独特のにおい、水分をたっぷり含むと、上質な毛糸は(数枚ですが)とろんとなめらかに手を滑ります。そーっとする押し洗いは退屈なので「失礼ですがご出身は?遠くからよくまぁはるばる、丸刈りは大変でしたね…」とセーター(というか羊)に向かってぶつぶつ(声には出しませんよ)。遠い国の草原に思いをはせ、今年もまた、羊に寒さから守ってもらう季節がきたことを感じるのです。

さて、議会改革特別委員会の話が中途半端だったのでもう少し。
正式な名称は「議会基本条例制定を目指す」があたまに付く通り、当面の目標は条例制定です。
多摩市の『自治基本条例』を皆さんはご存知でしょうか。市民、市議会、市の役割を明確にし、暮らしやすい地域社会を一緒につくっていこう!と謳う市の最高規範です。で、その中の『市議会の役割』の具体化が、今動き出した議会基本条例と言えます。先日の委員会では岩永副委員長から伊賀市の基本条例が説明されました。

伊賀市はこの制定が議長選の公約だったので(伊賀は立候補制)、議長になるとすぐに各会派一人の検討委員会を設置、56会場、約500人の市民と意見交換会を開き、わずか1年弱(議長の任期中!)で制定したそうです。

・市民が意見交換できる「議会報告会
・議会としての合意形成を得るための「政策討論会
・市民からの質疑もある、委員会の「出前講座
・議案への議員の対応(賛成・反対)と、反対理由の公表
…などなど、議員は安穏としていられなくなりますね。22対11での可決はその表れかもしれません。これからつくる多摩市でも、大勢の皆さんと意見を交わしながら、市民に関心を持たれる条例をつくりたいものです。

(写真は市役所売店裏のオキナワスズメウリ。赤くなったら種が採れるそうです。)