9月議会 一般質問①

議会初日から5日間は一般質問、多摩市のように全員がほぼ毎回質問するのは珍しいと議会事務局の職員が教えてくれました。遠い記憶ですが、私が傍聴するようになった頃、一人だけ「一般質問なんかただのセレモニーだから俺はしない」と言ってた議員がいたような…。そのため、「議会だより」の一般質問報告は、質問がずらっと並ぶだけで、誰が言ったのかは書いてなかった気がします。

私は「補助金」を取り上げて質問
「市民提案型まちづくり事業補助金」が、来年度事業の募集を始めていますね。財政が苦しい時でも、公共サービスを継続して提供するために、新しい公共、新しい支えあいの仕組みをつくりましょう…そんな掛け声で、市民の自発的な活動を応援するためにこの補助金事業は始まりました。

ゼロベースでいこう!…のはずだった
市民も交え130近い補助金事業を洗い出し、評価・検討がありました。補助金ありきの事業でなく、市民の発意を支援するための補助金へと、ゼロベースでの見直しが提言されました。ですがここまでの作業は市民も入っているのに、どの補助金のどこをどう削っていくかとなると「庁内」で。これは決算の中で追っていくしかないようです。

運営は自力で、事業には補助を…が市の考え方
どの事業体も難しいのはむしろ事務所の家賃や事務局人件費など運営費の捻出です。会費、寄付、利用料、入場料など、いくつもの収入源を安定確保できる団体になるまでの支援こそ必要なのですから、補助金の出し方もですが、せっかく創った市民活動情報センターやNPOセンター、ボランティアセンターをしっかり機能させ、立ち上げや継続支援など多面的に支援してほしいものです。市民活動を支援していくためのグランドデザインがないことを指摘すると、副市長は年度内にたたき台を提示すると答弁しました。

つながる、広がる、市民力!
さて、この3センターですが、皆さんはどこにあって何をしているか知っていますか。聖蹟桜ヶ丘OPA上の7階に鳴り物入りで創った「市民活動情報センター」は、市の直轄にもかかわらずほとんど知られていません。
少し自由な時間ができた時、リタイアした後「少しは地域のことに関わってみたい」人が迷わず足を運ぶ、そんなセンターにしなくては…ね。

この他、市民が市民活動を支えるNPO基金や1%条例などの検討を提案、市は市民ファンドを検討しているとのことでした。

(葛の花がきれいで近寄ったらカマキリが。おめでた=秋です)

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