今回の補正で特に話題になったのは、「ゴミ有料化」と「連光寺小学校の増築」。ゴミ収集有料化に伴う諸々に9,600万、連光寺小学校増築の地質調査・設計に500万の補正が提案されています。
ゴミに関しては、既に市の広報でやんわり何気なくPRされてきたので、もう、そう決まっているとお思いの方もいますが、実はこの9月議会で決まるのです。提示された金額は収集袋をつくる、お店に配る、PRする、収集運搬を業者に委託する、資源化センターの管理運営などなど。詳細な「ごみ分別便利帳」も全戸配布します。当然、条例提案も一緒ですが、賛成するも反対するも、予算の詳細は事業の詳細を表すので、やはり質問や意見が殺到しました。
袋代(ゴミ処理手数料)はペナルティー!?
議員からの質問や意見に負けない、市側の一丸となった力強さには、正直なところ圧倒されました。一昨年の12月に審査未了で廃案になって以来「やれることは全部やった」という、満を持した感と、「これでダメなら一体どうすりゃ減るのよ、アンタたちの出すゴミは!」という破れかぶれな崖っぷち感が、ド迫力で迫ってきます。市民と職員が協働でどんなに頑張ってもゴミは減らず、最後の切り札が「有料化」。地球環境と自分の今日の暮らしを関係づける難しさを痛感しています。
小学校の教室が足りない!…年度の途中でする話か?
連光寺小学校の教室が足りない話は6月議会でも出ていたし、それ以前にも取り上げられていたそうです。財政健全化のあおりで増築できず、学校側の工夫で何とかしのいできたようですが、教育委員会は今年5月の児童推計で、ようやく教室が足りなくなることに気付いたそうです。多摩市内の学校のアンバランス(児童数が多過ぎたり少な過ぎたり)は、こうした場当たり的な対応ではなく、学区域の見直しなど含めた根本的な検討が必要と思います。議会でも無策、無計画、市長の「思いつき予算」など、厳しい指摘がありました。
それにしても5月にわかったなら、どうして6月議会でせめて報告だけでもしてくれないのか、不思議です。
(写真は聖ヶ丘をパトロールする犬。協働ですか。ご苦労様です。)