身に降りかかって初めてわかる…療養病床削減

2007年8月22日 19時55分 | カテゴリー: 活動報告

一昨年、脳梗塞で倒れた義父は市外の病院に入院していますが、
その病院が療養病床を廃止することになり、半年ほど前から、行き先を早く探してほしいと再三、電話がかかってきます(後遺症によって寝たきりであっても「病気でない人は」病院でなく介護施設に移れということです)。

義父は、倒れた時にお世話になった病院でのリハビリ開始が遅れたために、全く寝たきりになりました。次にお世話になっている今の病院で、脳梗塞のリハビリには回復期が「重要だった」と過去形で知らされ愕然としたものです。脳梗塞人口の多さを考えるとき、このことはもっと重要視されてもいいのにと感じます。

介護サービスと看護サービスを必要とする在宅での介護は諦め、先日、義母と特別養護老人ホームを見学、いくつか申し込みましたが、やってみて初めてわかる大変さでした。
夫は仕事なので仕方ない、「頼むね、よろしくね」。義母も「私にはわからないからよろしくね」。うーん、私だって通告書の締め切りが…。どこでも妻(嫁)がやってるとは限りませんが、いずれにせよ仕事をもってる人は大変だろうなぁ。おまけに書類がたくさんだし。

特別養護老人ホーム(特養)が狭き門なのは今さら言うまでもありませんが、男性だからだとか、少しの医療行為が必要だから…など、義父の場合はさらにハードルが高く、気のせいか、説明してくれる職員の方も「お気の毒に」という顔つき。
待機数は施設によって130〜200人で、空きがでるのは年に20人程度(ここ数年、なぜか変動がないとのお話)。対応してくれた施設の職員には「医者や看護士の数が少ないので、何かあったら結局病院に戻す。その時には今度は病院に入れなくて苦労するんだから、とにかくゴネて居座りなさい」と親切に教えてくれた方もいました。

国がころころと医療制度を変え報酬で誘導する度、病院は経営優先で方針を変えます。そしてその都度、利用者が振り回される…。圧倒的なお金の力の前に、「在宅介護」「地域で市民が支え合う」なんていうフレーズがむなしく響く時がありますが、そうは言っていられない!再開した多摩ネット福祉部会には、介護事業者やヘルパーが何人かいます。現場での経験を提案に変えて、地域でできることを少しずつでも積み上げていきたいものです。
(写真は、私の住む聖ヶ丘の団地から見た夕映え)