少し助けてもらって、地域で暮らす

2007年7月7日 08時41分 | カテゴリー: 活動報告

地域での自立支援はパワフル!

昨年10月にNPO法人になったFiloに、ネットの福祉部会でお話をうかがいました。

こちらの活動は、14年前、知的障がいなどをもつ多摩養護学校生の放課後の「居場所」がないことからスタート。今では、養護学校などの中・高校生の放課後の居場所や、通所による訓練・相談・就労支援事業を行うデイサービス「AROMA(アロマ)」と、学齢期を終えた人のための働く場として「Ble Arte(ブレ・アルテ)」を運営しています。ブレ・アルテではパンの製造やミニカフェ、ハーブや花の栽培、清掃事業などを行っており、アロマで培ったスキルをブレ・アルテで活かせるんですね。

障がい者採用はジョブコーチの信用にかかっている!?
私たちが一番驚いたのは、アロマでの就労支援のきめ細かさでした。お話をして下さった主任は(30歳?男性)、ジョブコーチという概念がまだ日本になかった頃から、あちこちのセミナーで勉強しながら、障がい者の就労支援をしてきた方ですが、就職後にその人がする仕事を自分が事前にやってみて、写真を交えた丁寧な仕事の手順や注意事項を、当事者にわかりやすく示していました。また、先方への説明も、担当窓口だけでなく、実際に一緒に働く皆さんを集めてもらって、仕事中に当事者にどんなことがおこり得るかなどを、丁寧に理解してもらっています。根気よく通い新規の職場開拓をしながら障がいへの理解を広げ、また信用してもらうことで障がい者の就職を実現、おまけにその後の双方の相談を受け続けるという、ジョブコーチの仕事の大変さを改めて感じました。

その熱意は「当事者をよく知っているから」!?
国が「各自治体でセンターをつくれ」と号令をかければ、自治体はつくるものの、運営は委託…。これは障がい者支援にとどまりませんが、いくつものNPOを見学して感じるのは、やはり人と人、顔と顔だということ。一緒にいる○○さんが頑張ろうとしているから応援するんだという熱意に、かなうものはないということです。多摩市も就労支援センターをつくり就労支援事業をすることになりましたが、センターにはセンター機能を担わせ、大切なのは当事者に近い人々が支援を継続していけるためのバックアップです。

(写真は同NPOの運営しているグループホーム。管理されない共同生活といった感じかな。シャンプーもアイドルも、一人ひとりの好みがある。)