「こうだったらいい」をかたちに これが市民のネットワークだ!

2006年12月1日 11時01分 | カテゴリー: 活動報告

永山駅前雑木林育成保全の会

「永山駅前の雑木林にマンションを建設する」と、周辺住民への説明会が突然開かれたのは、昨年9月のことでした。この雑木林は都市再生機構の土地で、市もこの建設を知らなかったと当時答えています。商業施設も併設で駅前が活性化する…と言いますが、「駅前」はその街の顔です。そこに、住民の意見も聞かずにいきなり高層マンションでは、理解が得られるはずもなく、これを知ったある市民の一通のメールから、すべてが始まったのでした。

駅前のこの雑木林は近隣に住む人だけでなく、通勤・通学でこの駅を利用する多くの市民にとって、ほっとする景色であり、その草木や集まってくる鳥たちは、あわただしい日々にあって季節の移り変わりを知らせてくれます。雑木林を守ろう…このメッセージは多摩市を駆け巡り、瞬く間に賛同者や賛同団体が集まり「守る会」を結成。街頭でのアピールや署名活動、市との粘り強い対話が実り、今年6月、ようやく市が買取り、雑木林として残ることになりました。会は「守る会」から「保全育成の会」に名を変え、今後は市民が、市と協働で林を育てていきます。

「あの一報」から第124報までの会報を読みながら感じたのは、熱意はもちろん、その広がりの速さと実行力です。これこそが多摩市の宝!ニュータウンという街に集まった人々が、地縁のない中で、自らつながりを育んできた(市の職員も含め)ことに、感動するとともに、これこそ子どもたちに伝えたいと思うのです。「自ら動く」ことの大切さと「一緒に動いて勝ち取った時の嬉しさ」、そして意見の違う相手と話し合うこと…学校で教えてくれないたくさんのことを教えてくれる大人たちが、ここにいます。