「全体は中央でされるが実行は地域でなされる」
〜教育行政は地域への支援
フィンランドでは、学校運営は、市民の運営委員(四年に一度の選挙で選ばれる)などで構成される協議会を最高決定機関として、学校ごとになされています。つまり、小さな学校を地域で運営し、少ない授業時間数だからこそ教師もお互いに学びあうことができ、結果、当事者である子どもを真ん中にした、興味深い授業ができているようです。
多摩市の公立小中学校にも学校運営協議会がありますが、機能しているとは言えません。パトロールといじめの話に終始せず、今こそ教師や親の働き方も含め、どういう環境に今、子どもたちがいるのか、学校は本来何をする場所なのかを、教育委員会でなく地域住民こそが話し合い、学校運営に反映させるべきです。
会場に集まった約50人の中には、学生や教員、元教員ほか、「この頃のニュース見てると何かしなくちゃって思うんだけど、何したらいいのかわからなくて来たのよ」という方も。考え、伝え続けましょう。